2023-08-09

北尾修一さん遊説ツアー中間報告会

昨年出版されて大反響を呼んだ、きわめて実践的な“初めての本づくり”の解説書『いつもよりも具体的な本づくりの話を。」(イーストプレス刊)。
著者の北尾修一さんは、太田出版でカルチャー誌「Quick Japan」編集長や文芸誌「hon-nin」創刊編集長として辣腕を振るった後、2017年にひとり出版社「百万年書房」を立ち上げました。以来、社主兼編集者として、30冊以上の書籍を刊行し、多くを重版に導いています。

今年三月、北尾さんには書店・有隣堂全店舗の店頭で上記の書籍の内容をさらに咀嚼した本づくりのノウハウをお客様に伝える遊説ツアーをスタートしていただきました。毎回数名のお客様と、対話形式で出版企画の考え方、リトルプレスづくりの方法、時にはプロの集者のお悩み相談にも乗っていただいています。
ちょうど開始から半年の8月、今回の連続イベントのここまでを中締めの意味で総括していただく会を催します。お相手は個人でご自分の書いた文章をZINEにまとめデザインフェスタで販売することからスタートし、今では商業作家としても大活躍中の安達茉莉子さん、そして北尾さんと同様、ひとり出版社「三輪舎」で本づくりを行いながら、横浜・妙蓮寺で本屋「生活綴方」を営む中岡祐介さんです。
従来の商業出版の手法から少し離れたところで今気軽に書きたいものを形にし、読みたいものを手に取れる本づくりのオルタナティブの現状を語っていただきます。どうぞお楽しみに。

■イベント情報
日時:2023年8月19日(土)19:00~20:30
場所:会場観覧/オンライン(Zoomウェビナー)
定員:30名
参加費:無料
※会場にお越しの際、ご不明な場合は最寄りのスタッフにお尋ねください
※社会情勢によりイベントを延期・内容変更・中止する場合がございますので、予めご了承下さい。
※一人でも多くのお客様にご参加いただくため、申し込み後万が一ご来店が不可能になった場合は、お手数ですがPeatixメッセージにてその旨お知らせくださいますようお願いいたします。

お申込みはこちら
会場観覧オンライン

  • 北尾修一(きたお・しゅういち)
    1968年、京都生まれ。編集者。
    1993年~2017年、太田出版に在籍し、これらの本や雑誌の編集に携わる。→北尾修一さんプロフィール
    2017年9月、株式会社百万年書房を設立。先日、初の著作『いつもよりも具体的な本づくりの話を。』(イースト・プレス)が刊行された。

  • 安達 茉莉子 (あだち・まりこ)
    作家・文筆家。大分県日田市出身。東京外国語大学英語専攻卒業、 サセックス大学開発学研究所開発学修士課程修了。 政府機関での勤務、限界集落での生活、 留学など様々な組織や場所での経験を経て、 言葉と絵による作品発表・執筆をおこなう。著書に『 消えそうな光を抱えて歩き続ける人へ』(ビーナイス)、『毛布 - あなたをくるんでくれるもの』(玄光社)、『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE 』(三輪舎)、『臆病者の自転車生活』(亜紀書房)、『 世界に放りこまれた』(ignition gallery)がある。

  • 中岡祐介(なかおか・ゆうすけ)
    1982年、茨城県ひたちなか市出身、横浜市在住。 約8年間勤めた会社をドロップアウトした後、 出版経験がないまま出版社・三輪舎を創業。「おそくて、よい本。 」を旗印に毎年1〜2冊ペースで本をつくる。 2019年より横浜・妙蓮寺の街の書店・石堂書店の経営に参画。 2020年2月、本屋・生活綴方を開業。 本を売り買いするだけでなく、本をつくる本屋として、 孔版印刷機・リソグラフをつかった小規模出版レーベル「 生活綴方出版部」を開始。

  • 書名:『いつもよりも具体的な本づくりの話を。』
    著者:北尾 修一
    出版社:イースト・プレス
    発売日:2022年9月26日
    価格:2,200円(税込)
    ISBN:9784781621043

    これからの編集。これからの生活。本なんて誰でもつくれる。
    だから、めちゃくちゃおもしろい。
    本書では、著者がさまざまな人たちから教わった実践的な本づくりのノウハウをお伝えします。

    【本書でお話を伺ったゲスト編集者の皆さん】
    大塚啓志郎さん『リュウジ式悪魔のレシピ』(リュウジ・著)担当
    柿内芳文さん『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(山田真哉・著)担当
    金井弓子さん『わけあって絶滅しました。』(丸山貴史・著、今泉忠明・監修)担当
    草下シンヤさん『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』(國友公司・著)担当
    篠田里香さん 新しい出版社「生きのびるブックス」立ち上げ
    篠原一朗さん『はじめての』(島本理生、辻村深月、宮部みゆき、森絵都・著)担当
    谷綾子さん『一日がしあわせになる朝ごはん』(小田真規子・料理 大野正人・文)担当