
第58回造本装幀コンクールの受賞を記念して、受賞作品『シャーロック・ホームズの護身術 バリツ』(平凡社)のグラフィック・デザイナー・松田行正さんによるトークイベントを開催します。
シャーロック・ホームズに登場する護身術「バリツ」。宿敵モリアーティ教授とライヘンバッハの滝から落ちた名探偵を救った伝説の護身術として知られていますが、そのルーツといわれる19世紀英国で創始された武術「バーティツ」の全貌を、当時そのままの120点を超える写真と文章で一挙紹介した作品です。
様々な装幀をされてきた松田さんと名探偵シャーロック・ホームズ。その2つが合わさるとどんな化学反応がみられるのか。
ブックデザインの点から、どのような工夫や苦労をされたのか――担当編集者を聞き手に語っていただきます。
■イベント詳細
日 時:2025年10月9日(木) 19:00~20:00 ※イベント終了後にサイン会を開催いたします。
定 員:40名
場 所:誠品生活日本橋 イベントスペース「FORUM」
参加費:無料
イベントお申込みはこちら
■登壇者ご紹介
松田 行正(まつだ ゆきまさ)
1948年生まれ。装幀家、著作家、グラフィック・デザイナー。
デザイン事務所「マツダオフィス 」および出版社「牛若丸」主宰。中央大学法学部卒業。
『眼の冒険』で第37回講談社出版文化賞ブックデザイン賞(2006)、『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』で第45回造本装幀コンクール文部科学大臣賞(2011)。年間平均100冊の装幀を手掛ける傍ら、デザイン史に関する書籍も多数著す。著書に『眼の冒険』(2021、ちくま文庫)、『戦争とデザイン』(2022)、『宗教とデザイン』(2023)、『書物とデザイン』(2024、以上左右社)など。
【聞き手】吉田真美(平凡社)
2003年平凡社入社。営業部を経て2008年より編集部。
能町みね子『結婚の奴』、岡尾美代子『センスのABC』、岡本仁『ぼくのコーヒー地図』、尾崎俊介『アメリカは自己啓発本でできている』、ソフィ・カル『限局性劇痛』、早尾貴紀『イスラエルについて知っておきたい30のこと』などを担当。
■書籍ご紹介
書 名:シャーロック・ホームズの護身術 バリツ: 英国紳士がたしなむ幻の武術
著 者:エドワード・W・バートン゠ライト
出版社:平凡社
価 格:2,200円+税
書籍紹介:
「崖っぷちから落ちかけたぼくたちは一瞬ふたりそろってよろめいたんだ。
でもぼくは日本の格闘術であるバリツを少々かじっていて、何度もそれに救われたことがあってね。」
――サー・アーサー・コナン・ドイル『空き家の冒険』より
名探偵シャーロック・ホームズが宿敵モリアーティ教授とライヘンバッハの滝で対決した際に披露した伝説の格闘術バリツ(Baritsu)。
そのルーツはイギリス人エドワード・W.バートン=ライトが日本の柔術にボクシング、サバット、ステッキ術を組み合わせて生み出した護身術「バーティツ(Bartitsu)」ではないかと言われている。1899~1900年に発表された当時そのままの120点を超える写真と文章で幻の護身術を一挙紹介。
シャーロキアン大槻ケンヂさん大推薦!!
「夢にまで見たバリツ!! ホームズを救った謎の護身術の正体がついにここまで詳しくわかるだなんて驚いた!!“最後の事件”の大解決」
第58回造本装幀コンクール「読書推進運動協議会賞」受賞作品。
■お問い合わせについて
Peatixメッセージ、もしくはお電話にて承ります。
誠品生活日本橋:03-6225-2871(平日11時~20時/土日祝10時~20時)