2025-06-14

台湾ドキュメンタリー映画「雪解けのあと」日本公開記念 トークイベント

昨年、台湾にて公開された、「雪解けのあと」(原題:「雪水消融的季節」)が、2025年6月14日(土)~ユーロスペース他にて公開されます。

日本公開を記念して、監督:羅苡珊(ルオ・イシャン)さん、プロデューサー:陳詠雙(チェン・ヨンシュアン)さん、山形国際ドキュメンタリー映画祭(YIDFF)副理事長を務める、藤岡朝子さんの3名をお招きし、トークイベントを開催いたします。

同時に、パネル展と選書フェアも開催中です。
ぜひお越しください。

■イベント情報
日 時:2025年6月14日(土)
時 間:19:00~20:00 ※終了時間は前後する可能性がございます。

<会場観覧>
開 場:18:50予定
場 所:誠品生活日本橋内 イベント会場 「FORUM」
参加費:無料
定 員:40名様
※本イベントは通訳が入ります。予めご了承ください。

<オンライン>
場 所:オンライン(Zoomウェビナー)
参加費:無料
※本イベントは通訳が入ります。予めご了承ください。

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会場観覧
オンライン

  • ■登壇者
    羅苡珊(ルオ・イシャン)
    1996年台湾生まれ。国立台湾大学に歴史学の学士号を取得。現代文学、文化人類学、社会科学に影響を受け、大学時代からフリーランスのライター、映画評論家として活動。10代の頃から、台湾の亜熱帯の山森にみられる人間と人間でないものが絡み合いながら共存するあり様に魅了されてきた。大自然の美しさ、残酷さ、複雑さを、独自の視点から伝えることが映画制作の動機となっている。人間と自然の関係に加え、グローバリゼーション、ポストコロニアリズム、ディアスポラの問題にも関心が深い。『雪解けのあと』は初の長編ドキュメンタリー作品となる。

  • 陳詠雙(チェン・ヨンシュアン)
    国立政治大学ラジオ・テレビ学科卒業。インディペンデント映画、テレビ番組の制作、プロモーション映像に携わる。クリエイターがどのように、なぜ、誰のために物語をつむぐのかに関心を持つ。2019年より富本文化教育財団の子ども番組インキュベーション・プロジェクトでコーディネーターを務め、チームと共に「登山長」、「海日記」、「ささやき」などの子ども番組の開発に携わる。その子ども目線の制作精神は国内外で広く認められている。実験短編、VR作品においても多くが国際映画祭で高い評価を獲得。『雪解けのあと』のプロデューサー。

  • 藤岡朝子(フジオカ・アサコ)
    1993年より山形国際ドキュメンタリー映画祭(YIDFF)のコーディネーターや東京事務局ディレクターを勤め、現在当NPO法人副理事長。ドキュメンタリー・ドリームセンター代表として2009年よりアジア各地で映像制作者の合宿型ワークショップを主宰し、2018年より長期滞在の人材育成事業「山形ドキュメンタリー道場」をスタート。日本映画の海外展開、国際交流を通したドキュメンタリー映画の製作・上映支援を行なっている。『ヌード・アット・ハート』(2021/監督:奥谷洋一郎)の国際共同製作、『東京自転車節』(2021/監督:青柳拓)など海外展開を担当。『雪解けのあと』は共同プロデューサー。

  • ■映画情報
    「雪解けのあと」
    2017年4月26日、ネパールの山岳地帯で47日間にわたり遭難していた二人が発見された。一人は救助され、一人は発見されるわずか三日前に亡くなっていた。そのニュースは彼らの出身である台湾でセンセーショナルに報じられた。19歳で亡くなったチュンと、生き残ったユエ。本作の監督であるルオ・イシャンは本来なら二人と同行する予定だったが、体調を崩し離脱していた。高校時代からの親友で、憧れの存在でもあったチュンの死。チュンは40日を超す想像しがたい洞窟でのビバークで、イシャンへの手紙や人生に対する賛歌を数百ページにもわたって書き記していた。その記録は、残されたイシャンと、そして生き延びたユエを苦しめ、しかし次に踏み出すそれぞれの道へと促した。ユエは次第に身を引き、イシャンは一人、チュンの見た風景と足跡を追うためにネパールに旅立つのだった――。残されたものたちの深い悔恨と祈りにも似た格闘を、死と再生の狭間で描く、台湾の新鋭ルオ・イシャンによる山岳ドキュメンタリー。

    公式HP:雪解けのあと

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