2023-02-12

トークイベント“侵攻から1年、ウクライナのいま”

侵攻から1年になるウクライナ情勢は、長期化の様相を呈し日々予断を許さない状況にあります。

40年以上にわたって、世界の紛争地域を取材してきた戦場ジャーナリストである
佐藤和孝さんは、昨年のロシアによるウクライナ侵攻勃発直後に現地取材に入りました。
西部の都市リビウから戦跡を辿るようにキーウ、イルピン、ブチャを取材。
ロシア軍に蹂躙された各都市には死者はもちろん、
癒すことのできない心の傷を抱えた数多くの市民が取り残されていました。
現場に残された人びと一人一人に取材し、戦時下で懸命に生きる市民の姿を
著書『ウクライナの現場から』で活写しています。

侵攻からちょうど1年たったウクライナの街は、
そして生き延びた人々はどのように変わったのでしょうか?
佐藤さんは、その姿を確かめるべく、三度目の現地取材に飛び立っています。

今回のトークイベントでは、帰国後まもない最新のウクライナ情報を
撮りたての現地写真を紹介しながら語っていただきます。
~再建するも、すぐに攻撃にさらされる街の情景?
 いまだ抜けない恐怖の記憶におののく人々?
 想像もできないような困難のなかで必死に生活の立て直しを急ぐ姿?
物理的な距離を乗り越えて、現地を実感できる貴重な機会です。

ご好評いただきました2022年6月イベント「ウクライナのリアル」に続く、第2弾企画です。

また、誠品生活日本橋店内にて、「佐藤和孝写真展 ウクライナの現場から」を予定。
★写真展詳細
 『佐藤和孝写真展 ウクライナの現場から』
 開催期間:2月24日(金)~3月19日(日) 
      11:00~20:00(誠品生活日本橋営業時間に準ずる)
 場所:誠品生活日本橋 書籍エリア 誠品選書コーナー
 入場無料
★みどころ
2022年の二度にわたる現地取材で撮影した多数の写真の中から14点を厳選していただきました。
【侵攻当初編】としてロシアによるウクライナ侵攻勃発直後の2022.3.4~2022.4.13、リビウ、キーウ、イルピン、ブチャでの取材から8点。ポーランド国境に向かう人々やパンの配給に群がる人々の姿が印象に残ります。
書籍ではモノクロ掲載の写真がカラーで大きくご覧いただけます。
【ヘルソン編】として侵攻後2回目の2022.11.20~29、ヘルソン州各地での取材から6点。国際空港や劇場、博物館が破壊・略奪されつくしている様子がわかります。 

是非お立ち寄りください。

■イベント情報
日時:2023年3月16日(木) 19:00~20:00(終了時間は変更の可能性あり)
場所:誠品生活日本橋イベントスペース「FORUM」/Zoomウェビナー
参加費:無料
※社会情勢等の事情によりイベントを中止する場合がございますので、予めご了承下さい。

お申込み、詳細はこちら
会場観覧オンライン

佐藤 和孝(サトウ カズタカ)
1956年北海道帯広生まれ。横浜育ち。
ジャーナリスト、ジャパンプレス主宰・山本美香記念財団代表理事。
24歳よりアフガニスタン紛争の取材を開始。
その後、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、アメリカ同時多発テロ、イラク戦争などの取材を続け、
2003年にはボーン・上田記念国際記者特別賞を受賞。
著書に『アフガニスタンの悲劇』(角川書店)、『戦場でメシを食う』(新潮新書)、
『戦場を歩いてきた』(ポプラ新書)、『タリバンの眼』(PHP新書)など多数。
2022年末、最新刊『ウクライナの現場から』(有隣堂)を刊行。

書名:ウクライナの現場から
著者:佐藤和孝
定価:1,100円(税込)
発行:有隣堂

ロシアによるウクライナ侵攻間もない2022年3月、著者はウクライナに入国した。
リビウ、キーウ、ブチャ、イルピン。
そこには戦禍により、人生を狂わされた数多くの「一般市民」がいた。
まず命をまもるべきか? あるいは国(民主主義)を守るために戦うべきか?
市民たちの生の声に取材、「戦争のリアル」と「世界の行く末」について
今までの世界各地での現場取材を含め、戦場ジャーナリストが「現場目線」で考える。
ウクライナ現地取材写真を多数収録。
書籍詳細はこちら:ウクライナの現場から