2022-08-01

【誠品選書】2022年8月おすすめ書籍

当店の書籍担当者3名が8冊ずつ推薦した準新刊の中から、毎月8点選んでいる誠品選書。
2022年8月も新たな選書が揃いましたので、ご紹介いたします。

  • 『なぜデジタル社会は「持続不可能」なのか』
    著:ギヨーム・ピトロン 出版社:原書房

    エコロジーを支えるデジタルテクノロジーは、膨大な物質とエネルギーの消費の上に成り立っており、背景にある環境破壊は曖昧にされ続けている。いいね!ボタンのクリックでさえ物質的犠牲がある。スマートな社会の裏に潜む不都合な真実とは。

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  • 『カタルーニャ語小さなことば僕の人生』
    著:田澤耕 出版社:左右社

    銀行を辞めてカタルーニャ語研究の世界に飛び込んだ学者のエッセイ。カタルーニャと日本の架け橋となった数々のエピソードに加え、カタルーニャ語の受難の歴史にも触れ、軽い筆致ながら重みもある内容。何より、学問の喜びが紙面から伝わってくる。

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  • 『両手にトカレフ』
    著:ブレイディみかこ 出版社:ポプラ社

    貧困の母子家庭に暮らす14歳のイギリス人少女ミアは、カネコフミコという日本人の伝記を読み始め、フミコこそ自分の唯一の理解者だと思うようになる。金子文子とミアの物語を通じて、援助が必要な子どもたちの存在に気づかされる一冊。

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  • 『あの人たちが本を焼いた日』
    著:ジーン・リース 出版社:亜紀書房

    「サルガッソーの広い海」の著者として知られるリースの初期短編群。イギリス領ドミニカ国に生まれ、本国に戻ってからは疎外感を覚えながら生きていた彼女の人生は波乱万丈。そんな経験を下敷きにして書いた登場人物たちはとてもしたたかである。

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  • 『台湾の少年』
    著:游珮芸 周見信 出版社:岩波書店

    蔡焜霖という1930年生まれの実在の人物を主人公にした台湾発のグラフィック・ノベル。読書好きで成績優秀だった蔡氏は、二十歳の時に無実の罪で逮捕され、十年間離島に収容された経験を持つ。一個人の歴史から台湾現代史を辿るシリーズ。

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  • 『アナロジーの奇跡 写真の歴史』
    著:カジャ・シルヴァーマン 出版社:月曜社

    従来の、人が“過去を切り取り世界を把握するための道具”とする写真論に抗して、“世界のアナロジー”すなわち世界が自らを現在や未来に開くことの“現れ”として写真を捉えなおそうという、米美術史家である著者の刺激的な試み。

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  • 『ソーシャルメディア・プリズム』
    著:クリス・ベイル 出版社:みすず書房

    “オススメ”をユーザーに寄り添う情報に偏って表示することで、自身の意見が正しいことのように錯覚をさせてしまう「エコーチェンバー」現象。SNSは、言説を映す鏡ではなく、屈折させてしまう社会のプリズムである。

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  • 『Dialogues ダイアローグ』
    著:ヴァージル・アブロー 出版社:アダチプレス

    昨年病を得て亡くなったファッションデザイナーが生前遺した対話集の翻訳。大学で建築学を学び、レム・コールハースに影響を受けながらファッションの世界に取り組み、やがて自社ブランド『オフホワイト』を立ち上げ成功を収めた人間の才気。

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