西暦1708年、郭(グォ)氏の先祖は中国の福建から台湾に渡りました。そして1867年、郭樑禎氏は旧居の名称「元益(ユェンイー)」を使用して、台北の士林に小さなお菓子屋を始めました。

何世代も伝承された技術で一つずつ丁寧に作り込まれたお菓子は、一口召し上がりいただければ深い味わいが広がり、古き良き時代の記憶へと誘います。郭元益(グォユェンイー)は看板もないほどの小さなお店から始まりましたが、今では台湾文化と伝統の継承にも力を入れ、美しいお菓子とと もにその名は台湾全土で知られています。

一方、創業150年の伝統を守りつつ、新興デザイナーとのコラボレーションで多様な商品を生み出しております。また、台湾観光の促進をはかり、台湾観光局や台北市のゆるキャラとのコラボレーション商品を開発、マレーシアやタイをはじめアジア各国の若者世代で大きな話題となりました。

郭元益は台湾で最も伝統あるお菓子屋であるとともに、現代台湾餅文化のシンボルでもあるのです。